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東京の巨大ソープ街・吉原の怪しい「情報喫茶」たち

旧吉原遊郭「千束四丁目」に足を踏み入れると、街中の至る所に風俗店がひしめいている訳であるが、それと同時に街中で見かけるのが、なんだか怪しげな風貌の喫茶店。これは吉原独特の「情報喫茶」と呼ばれる形態の特殊な喫茶店である。

吉原大門から仲之町通りに入るとのっけから現れる「喫茶」の看板。寂れた感じの町なのになんでこんなに喫茶店が多いのか?と傍目から思ってしまうのだが、よく様子を見てみると明らかに普通の喫茶店ではないことが分かるであろう。

喫茶店の入口の案内を見てみると分かるが、殆どの店先では「ドリンクオール500円」「18歳未満立入禁止」などの文言が並ぶ。

そして気になるのが「情報」「案内」といった文字が不自然に消されている変な看板が置かれている事である。

これらの情報喫茶は、表向き喫茶店を経営していながら、実は客と風俗店との仲介を行っているという。これは江戸時代の吉原遊郭の「引手茶屋」を踏襲した独特のシステムなのである。

かつての引手茶屋は、位の高い遊女(花魁)を呼び出す為に必要な格式の高い店であったが、現代吉原の情報喫茶は客には500円ポッキリで、あとは案内した店から紹介料を受け取る形で商売をしている。

店にはきっちり事情通のマスターが予算から女の子のタイプから色々と客の希望を聞いて、女の子の写真までついた店の紹介まで持ち出して、おまけに店の送迎までつけてくれるという手筈だ。

至れり尽くせりの情報喫茶、ウソ、ホント?!

情報喫茶の外観の怪しさはどこを見てもモロ出し全開で笑ってしまう。無意味なハートマークの多用もその特徴の一つだ。ここにも「情報」の文字が消された跡が残る。

吉原の中にはこうした店舗が約35軒程営業していて(全て無届け)、たまにマスターが店の表にまで出て客引きしている姿まで見られる。どの店を見ても客が入っていない店が多い。

過剰供給なのか何だかわからんが、吉原を利用する客の多くが事前に決まった店に連絡して、上野駅辺りから送迎タクシーを使っているので、飛田新地みたく街中を男どもが「どこの娘にしようかな」と集団でうろうろしている姿を見かける事は殆どない。

あまつさえ「喫茶パイパイ」である。もうツッコミを入れる気すらしません。巨乳専門情報喫茶ですか?

こっちは店名まで「ラブラブ」でありモロ出し具合が素晴らしい。しかし情報喫茶業界も警察に目を付けられていたりするのか店が出店撤退の新陳代謝がやけに激しい。次に来ると同じ店が姿を消している事も珍しくない。

郭の外れ、新築リニューアルした台東病院の周辺にあった情報喫茶は、街の健全化のためだろうかことごとく姿を消していた。残った店も情報喫茶の看板を取り下げ、普通の喫茶店に様変わりしていた。

吉原を歩いていても、しょっちゅう警察のパトカーが巡回している姿が拝める。大門付近にあった交番も、山谷のマンモス交番程ではないがやけにでかいし、常日頃から重点的に目を光らせている事が想像出来よう。